日本での保育園、幼稚園の事故やトラブルのニュースを目にすることがあります。北欧では、「幼児の死亡事故」というのはほぼ皆無なんです。子供が保育園、幼稚園で死亡した、というニュースは何年も見ていないとデンマーク人の夫は言います。

なぜ、北欧(デンマークになりますが)では事故が少ないのか? 日本と北欧の保育園の違いは? そこにスポットをあてて、素人なりの意見になりますが考えてみました。

 

北欧の保育園、幼稚園の明らかな違いを並べてみます

 

先生のやる仕事の多さが違う

デンマークの先生は予算カットのため人員削除をされており、1人の負担がどんどん増えている現状になっています。が、それでも日本の先生に比べると仕事の量が少ないような気がします。なにが少ないかというと、次の章で細かく書いてみます。

 

デンマークは行事が圧倒的に少ない

デンマークでは行事などの準備や予行練習が全くありません。四季の行事が風習が少ないです。親が参加する行事は年に2回しかありません。(クリスマスパーティーと夏のサマーパーティー)どちらも園内で行われ、親が1品料理を持って行って皆でワイワイ食べます。食べておしゃべりして終わりです。

お遊戯発表会とか運動会もありません。

 

連絡ノートもありません

日本の保育園、幼稚園によっては「連絡ノート」というのがあると聞きました。子供の食事(何を食べたか)、睡眠はどうだったか、体の調子はどうだったか、、、、 毎日書くんですね、ビックリしました。。。

デンマークは「連絡ノート」は一切ないです。親が子供を送りに行ったとき、数分ほど先生と直接お話をします。子供の気になる様子があればその時、先生に伝えておきます。

このように、↓クラスルームにはホワイトボードがあり、今日何をしたのかが書かれています。これが「連絡ノート」みたいなものです。あっさりと簡潔に書かれています。

はじめは私もええ、これだけでいいの?ちょっとあっけらかんすぎない?と思いましたが子供を1年半預けて全く問題がありませんでした。個人的に子供の様子を聞きたい場合は先生に聞けば良いですし。といっても、「問題なかったですよ!いい1日を過ごしましたよ」と、2分くらいで会話は終わってしまいます。

なにか問題があれば先生のほうから親に言ってきますし、もし病気になったら電話がかかってくることもあります。

親とのコミュニケーションはあっさりめで。それでいいんです。

 

安全ベルトを閉めてお昼寝をする

北欧の驚くべき習慣があります。
0歳〜幼児はベビーカーにのせて外で昼寝をするんです!(詳しくはいずれ、別の記事に書きたいと思います)

このように、↓ボックスのようになっていて赤ちゃんを中にいれて寝かせます。そのまま散歩します。子供って、外の空気を吸うと本当によく眠ります。子供が大きくなり自分で起き上がれる年齢になるとベルトを付けて寝かせます。

 

保育園も例外にもれず、お昼寝する時は子供は皆外へ行きます。バガブーよりももっと大きなベビーカーが何台もあってハシゴで子供は登って行き、自らベビーカーの中に入って寝るんです。
冬はウィンタージャケット、帽子、ウールの手袋、ウールの靴下、ウールの肌着など着込んでバッチリ準備をします。

ヨハ JOHA 冬には暖かいウールの子供服を。

寝るとき、先生はきちんとベルトを子供に閉めてあげます。そしてベビーカーは大きいと言ってもそんなにゴロゴロできる横幅はありません。よって、うつぶせ寝というのができなくなります。デンマークの保育園では幼児がうつぶせ寝で事故死した、という話は一切ないのもこの北欧独特の習慣のおかげかもしれません。

日本の保育園もベビーベットに安全ベルトをつけて、寝返りができないようにしてお昼寝してもらうとか、
何か対策があればいいなと思います。ベルトするなんてかわいそう!と思われるかもしれませんが、うつぶせ寝で亡くなるよりはよっぽど安全かと思うんです。

ちなみに、2歳〜2歳半を過ぎたら子供は敷き布団の上に寝ます。その子が使う布団セットが決まっており、先生が絵本を読んだりして寝かせます。

 

事故を防ぐために、改善法を考えてみた

ここからは独自の意見ですがどうすれば日本の保育園/幼稚園の事故やアクシデントが減るのか考えてみました。

先生の余計な仕事をカットする

多分思うに、日本の保育士はやることがありすぎるんです。どんどん余計な仕事をカットし、先生の負担を軽くすべきかなあと思います。連絡ノートを廃止する。それを書く時間を子供にもっと時間をあててもらいます。先生が目をむけるのはノートではなく子供です。

行事を減らす。お遊戯、運動会、遠足、ぶっちゃけ別になくてもいいんじゃないかと思います。遠足というか近所にベビーカーで皆で繰り出すくらいならデンマークでも行っていますが、大々的にバスを借りて遠くに、、、というのはほとんどないです。

日本は四季の行事がとても豊富です。それはそれで素晴らしい事と思いますが、保育園〜幼稚園でそれらを全部行うのは大変すぎかと思います。私は日本で幼稚園に行きましたが、あんまり行事の事は記憶にないですし、そこまで大事なものとは思いません。

僕の保育園/幼稚園は七夕祭りがないから悲しい!て思う子供はあんまりいないんじゃないでしょうか、、、

こういった四季の行事は小学校にあがってからでも遅くはないんじゃないかと。

 

先生も休憩はキッパリとる

デンマークの保育園では、保育士さんはきちんと休憩をとります。職員室みたいなものがあり、そこで順番に休憩を取ります。ケーキを食べたり、お茶を飲んだり、休むときは子供と完全に離れて休みます。

こういう仕事をしていると、境界線を引くのが難しいと思いますが、自分の体力、気力を守るためにも保育士さんはキッパリ子供から離れて休憩をとるようにしてほしいです。そして、周りの先生も職場の雰囲気も、休憩は必ずとるようにする。いや、とって当たり前。とう風潮を作り上げればいい方向にいくかと思います。

 

当然、お給料もあげるべき。

保育士のお給料も満足がいくようにあげるべきです。お金がそこそこ良くなれば、仕事にやりがいと責任を感じる事ができるはずです。

実現するには、日本の税金を今より増やす事、無駄な税金を教育関係にまわす。この2つがカギかと思います。
日本人のマインドセットも変えないといけません。税金を払うという事は良い事。税金は世の中のため、自分のためになると考える。そして国も期待に答え、きちんと税金を国民に循環させないといけません。

税金で保育士のお給料を払い、安全安心な保育園作りをしていくことが課題かなとも思います。

 

親も完璧を求めない、追求しすぎない

わかります。自分の子供がどう過ごしていたかとても気になりますよね。私もそうでした。けど、先生を信じるしかないです。先生を信じられる様にするには、親も協力的にならないといけません。多少ひざっこぞうに怪我をしていても、オムツが変えられてなくても、子供の様子が大して変わりなく、楽しそうだったら全てOKにする、くらいにならないと、、、と思います。(毎日は困りますがしょっちゅうではないくらいなら許容範囲)

私の子供も、迎えに行ったらオムツがお昼寝の後変えられてなかったり、ひざこぞうに怪我があったことが数回ありました。(怪我の時、先生に聞いたら「ああ、多分どこかで転んだんでしょう。よくある事ですよ」とあっけらかん。命に関わる訳でもない、小さいことは気にしません。)

 

この記事を読んでいる保育士の方へ

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BOTTOM LINE

最後のほうは税金レベルの話と大きくなりましたが ^^; 私、素人の一般庶民の意見を書いてみました。いろいろ生意気言ってすみません 。。。(><)
デンマークみたいにあっさりしすぎちゃうとちょっと寂しいと思うかもしれません。しかし、先生に「余計な」部分はカットしてもらいその分子供に目を向けてもらう。一番大事なのは子供が安全に保育園/幼稚園に通える事、親が安心できることですから。